新海誠監督の新作映画、「君の名は。」公開から、早くも1週間が経ちました。
何度観てもまた行きたくなるなあ、と思っている箱詰みかんです、こんにちは!
今回の記事は、「君の名は。」を既に鑑賞している、小説で読んでいる人向けの記事です。
映画をまだ観ていない人にとっては、盛大なネタバレになりますので、これから観たいな、と思っている人は先に映画館へどうぞ!
映画「君の名は。」は、あっちこっち時間が飛びまくっているので、いつ何が起こっているんだ??と混乱している人も多いようです。
私もその1人、というか、物語の大筋は理解できたけど、細かい部分まで知りたい!というアレなので、そのあたりを重点的に観た日もありました。
時系列について、言及しているブログもいくつか読み漁ったりしたのですが、なんだか個人的にスッキリしないというか、納得できないものが多かったので、自分なりにまとめたものを書いてみることにします。
ちなみに、映画だけを観てまとめたものなので、小説版とは違いがあるかもしれません。
時系列の日付ごとの簡易まとめ
とりあえずまず、現在、映画を観て確認できただけの時系列を日付でまとめました。
間違ってるところもあるかもしれませんが、多分大体こんな感じ。
日付 | 出来事 | 瀧(2016年) | 三葉(2013年) |
---|---|---|---|
9月2日 | 初入れ替わり? | 【瀧】 ・髪ボサボサで学校へ行く ・机もロッカーもわからない状態 |
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9月3日 | 映画の最初のシーン | ・町長の演説 ・ユキちゃん先生の授業 ・儀式もこの日? |
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9月5日 | 入れ替わり | 【三葉】 ・学校行くのに迷う ・司と高木とカフェへ行く ・奥寺先輩のスカート繕う |
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9月6日 | ・三葉の日記を見て驚く ・バイト先で詰め寄られる |
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9月7日 | 入れ替わり (三葉のメモ「東京生活2」) |
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9月12日 | 入れ替わり4回目 (三葉のメモより) |
【瀧】 ・美術の時間、机を蹴倒す |
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9月13日 | ・起きたら左腕に色々書かれてる ・入れ替わりに気づく |
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10月2日? | 入れ替わり10回目(ラスト) | ? | 【瀧】 一葉・四葉と御神体へ行く |
10月3日 | 奥寺先輩とデート | ・東京へ行く ・髪を切る |
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10月4日 | ? | 糸守町に彗星が落ちる(20:42) | |
10月下旬? | 糸守を探しに行く | - |
「君の名は。」時系列詳細
映画のシーンが、どの日に当たるのか、時系列ごとに詳細に説明していこうかと思います。
時間が確認できたところは、それも書いときます。
前提
映画内では、通常の入れ替わりだけでなく、タイムトリップの要素も含まれていました。
実際の入れ替わりは、2013年の宮水三葉と、2016年の立花瀧との間で起こっています。
ここが発覚するのが中盤だから、結構混乱するのですが、ちらほら伏線も隠れています。
立花瀧と宮水三葉は、実際には3歳差。
2016年の時点で瀧くんが高校2年生(Ⅱ-Cクラスを覗いていたので、恐らく)、入れ替わっているときに「同い年の高校生」と言っていたので、三葉は2013年に高校2年生です。
2013年
2013年は、主に糸守での話、身体が三葉の方の話になります。
ティアマト彗星来訪の話がされているのは、こちらの年でだけ。
9月2日(月)
冒頭、オープニングの曲があった後、三葉が起きるところから、鏡の前で自分の姿を確認して「えええええ!?」と叫ぶところまでが、9月2日です。
映画内で描かれてるのはそのシーンだけですが、サヤちんやテッシーの話だと、
- 髪は寝癖ついていてリボンもしてなかった
- 自分の席もロッカーも覚えていなかった
- 自分の名前すらも覚えていなかった
とのこと。
なので、この日に入れ替わりが発生していたと思われます。
古典のノートに「お前は誰だ?」と瀧が書いたのも、多分この日。
9月3日(火)
OP後、鏡の前で服を脱いだ三葉(中身:瀧)が「えええええ!?!?」と叫ぶところまでが、9月2日の出来事。
その次の宮水家朝ごはんのシーンは、翌日の3日の話になります(四葉ちゃんの服同じだから混乱するんですが)。
その日が2013年だと象徴するかのような、「ティアマト彗星」の話題がニュースで流れています。
町長選の演説や、雪野先生の古典の授業は、この日。
バス停でテッシーとサヤちんが「あの子も大変やよね」って話をしているところまでがこの日なのか、その後の口噛み酒の儀式までが3日なのかはちょっと不明。
ただ、テッシーの服装が同じなので、三葉父と勅使河原父とが酒を呑んでいるシーンと、例の儀式は同じ日だと思われます。
9月5日(木)
入れ替わりが起こる日。
つまり、三葉の身体に瀧が入っている日だけど、描写は特にない。
9月12日(木)
入れ替わりが起こった日。
この日はポニーテールになってる。
美術のデッサンの時間、クラスの派手目な3人組にひそひそされているのを聞いて、机を蹴倒した。
9月13日(金)
朝起きると、左腕に「お前は誰だ?お前は何だ??」と書かれている。
四葉に「今日はおっぱい触っとらんにん」といわれたのもこの日。
教室に入った瞬間、注目を浴びて、その理由をサヤちんに聞いて驚愕する。
家に帰ってノートに「この人生は何だ??」と書かれているのを発見。
入れ替わっていることに気が付く?
10月2日(水)
最後の入れ替わりの日。
瀧が祖母・一葉と妹・四葉と一緒に宮水神社の御神体まで口噛み酒をお供えしに行く。
帰り、カタワレ時におばあちゃんに「あんた今、夢を見てるな」と言われる。
後でもちょっと書きますが、この日ド平日なのがすごく謎で。
普通なら学校の日だから、瀧は制服を着たんじゃないかと思うんですが。
そういう儀式の日だから宮水家は学校をお休みしたのか、それとも、元々地域特有の祭日なのか、どちらかかな、と思ってる。
10月3日(木)
三葉が東京へ、瀧に会いに行く。
(四葉が「昨日は東京へ行ってまうし」って言ってたので)
電車の中で、まだ2人が出会う前の、中2の瀧に出会う。 (ところでなぜ家に行かなかったんだろう、と思う。学校は行っても仕方ないけど)
会えば2人は絶対にわかるはず、と信じてたのに、瀧に「誰?」と言われて失意の中、帰宅。
瀧と別れ際、組紐を瀧に渡す。
帰ってきてから、おばあちゃんに髪を切ってもらう。
10月4日(金)三葉死亡エンド版
中身は三葉。学校をサボる。
夕方、17時45分頃、テッシーから電話。
バス停で待ち合わせて、秋祭りに行く。
20時42分、彗星が落ちるのを目撃、死亡。
10月4日(金)やり直し版
朝6時50分ごろ、目覚める。中身は瀧。
彗星による被害を止めるべく、登校するも、授業には出ていない様子。
勅使河原克彦、名取早耶香と避難計画という名のテロを計画。
町長に会いに行き、追い返される。
御神体の方に三葉の気配を感じ、カタワレ時に再会。
このときに、それぞれ自分の身体に戻る。
カタワレ時が終了し、テロを決行。
18時45分ごろ、停電、放送。町役場の防災課で町長が「ここからの放送じゃないだと!?」と怒鳴っている。
19時50分頃、彗星が2つに割れはじめる。
(中2の瀧や東京の人が観ているテレビで、放送されていた)
瀧(中2)はこの頃、テレビで彗星が割れるのを観て、ちょっと観てくる、と屋上からその様子を見ていた。
20時15分ごろ、避難勧告の放送元を特定。
(ちょっとこの時間間違ってるかも)
その後、三葉が再度町長に会いに行き、避難訓練という名目で町の人を避難させる。
皆生存。
2016年
2016年は、東京での話、身体が瀧の方の話がメインで進みます。
9月5日(月)
入れ替わり発生。
三葉が瀧の身体で目覚める。
目覚ましは7時23分くらいに鳴ってるが、父と会話したのは8時45分ごろ。
8時52分に司からラインが来る。
身支度を整え、新宿駅の南口に降り立ったのが、9時32分頃。 その後、昼まで迷子。学校に着いたのが昼休み。
放課後、カフェに行き、17時半頃、バイト遅刻のメールが届く。
その後バイト。
22時10分頃、奥寺先輩のスカートを繕い、会話して、一緒に帰宅。
22時23分には電車に乗っていたので、多分駅まで一緒に行った程度。
23時45分頃に瀧の日記を発見し、読む。三葉も日記を記入し、制服のまま就寝。
9月6日(火)
瀧起床。
制服のまま寝ていたことや、記憶にない日記に「何だこれ!?」となる。
バイト先で、バイト仲間3人に奥寺先輩と帰ったと詰め寄られ、それが本当だったのかと気付く。
10月2日(日)
最後の入れ替わり日。
具体的に何があったかは描かれていないが、三葉はこの日の18時30分に日記を書いている。
10月3日(月)
奥寺先輩とのデート日。
10時15分頃に先輩からLINEが届く。
10時半に待ち合わせ、六本木ヒルズと国立新美術館へ行く。
国立新美術館の休館日は火曜日なので、問題はない。
三葉に電話をかけるも、繋がらない。
10月後半?
三葉に会いに行こうと、糸守を探しに行く。
「つい2、3週間前、あいつ俺に言ったんです」的なことを言ってたんで、多分10月末とかあたり。
ラーメン屋で流れてたの野球中継な気もするから、日本シリーズとか?
野球詳しくないから日程わからないんですが、たぶんその辺。
9時半頃に電車乗り換えしてたり、13時56分頃に先輩と司がアイスキャンデー食べながら歩いたりしてる。
その後、糸守がなくなったことを知り、図書館へ。
民宿で、色々考え事をしているうちに、22時11分頃、三葉の名前を忘れる。
翌日、再び糸守へ。
13時32分頃、御神体の前に到着。頭を打って気絶。
目覚めたら、中身は三葉。
カタワレ時に再会。
このときに、それぞれ自分の身体に戻る。
中身も戻った瀧、ペンで名前を書いておこうと、言い、書いてる途中に三葉の姿が消える。
と、同時に記憶も消える。そのまま野宿。
翌朝目覚めたときには、すべての記憶が消えている。
2021年
月日は流れ、2021年。
瀧は就職活動中。
三葉も東京にいる。
10月4日、瀧が高木・司とカフェで話してると、奥寺先輩からラインが来たので、会う。
その後、雪が降る日、瀧が東京でテッシー・サヤちんと遭遇。
雪の歩道橋で三葉とすれ違う。
2022年?
春、電車の中で三葉が瀧を発見。
瀧も三葉に気が付く。
再会。おしまい。
2人が入れ替わる日付は同じなのか
よく言われているし、私も謎に思っている部分があって。
瀧くんが奥寺先輩とデートしたであろう10月3日ですが、普通に平日なんですよね。
最初、三葉が10月2日に日記書いてたのは0時台とかの夜中だったのかな、と思ったんですが、観てみると、日記は10月2日の18時半に書かれてたので、デート日=10月2日説は完全に消えました。
となると他に考えられるのは、文化祭の代休ってことくらいなんですが。
9月5日のある場面で、教室内に学祭のポスターが掲示してあったので、土曜日に文化祭があって、それの代休で月曜日は休みだったのかと。
月曜って美術館とか休みじゃないのかとも思いましたが、2人がデートで行った国立新美術館は火曜定休なので問題なし。
六本木ヒルズの展望台も年中無休なので問題ありません。
となるとやっぱ、10月3日学校休み説か。
個人的には、入れ替わる日付は同じ説を推しています。
(最後の三葉死亡エンドを変えるとき以外)
じゃないと、三葉の「今頃2人は一緒かあ…」の台詞が浮く気がする。
まとめ
ざっくりと覚えてる範囲でまとめてみましたが、曜日を考慮に入れると、やっぱり結構色々謎は残りますね……。
なんか間違いがあるかもなので、その場合はご指摘よろしくお願いします~。
早く円盤でもっとじっくり見たい!
また、こちらの記事では取り上げていませんが、映画に出てくる脇役キャラクターにスポットを当てたアナザーストーリーもあるので、そちらもおすすめです。
君の名は。の脚本協力もされている加納新太さんが書かれているお話なので、時系列などの前提は合っているはず。